ワーク1 


家族療法の学び方

 
 
 


中村伸一
(中村心理療法研究室)

 
 
 

 
  臨床経験を40年近くもつ国内外で活躍する家族療法の第一人者である中村伸一氏による家族療法の学び方についての講義である。家族の理解の方法、家族療法とは何か、基礎から学び臨床に活用できる感覚をつかんで欲しい。家族療法について、これから学んで行こうと思う人のための入門コースである。中村伸一氏は日本家族療法学会の設立メンバーの1人であり、国際的にも活躍し日本で最も著明な家族療法家である。このワークに参加する人は家族療法テキストブック(金剛出版)などで事前学習をしておくと理解は深まるであろう(文責 大会長渡辺俊之)
 
申込み

ワーク2


ヘルピングスキル:家族等への支援の学び方

 


遊佐 安一郎(長谷川メンタルヘルス研究所)、平岡篤武(常葉大学)、西田泰子(常葉大学短期大学部)、中垣真通(子どもの虹情報研修センター)、望月美穂(静岡県東部児童相談所)


企画者の1人、遊佐安一郎氏は米国で家族療法を学び、日本に家族療法入門(星和書店)という、多くの人に読まれているテキストを80年代に執筆したマスターセラピストである。遊佐氏が推進するヘルピングスキルは臨床の様々な場面で活用できる。
「ヘルピング(援助)」とは、C.Rogersの理論の実証研究を通してR.Carkhuffが提唱した支援的人間関係を総称する概念であり、「ヘルピングスキル」とは、セラピーを含めた様々な援助を包含する、支援的人間関係に共通するスキルのことを言う。つまり、全ての支援の基本なのである。 

 

 

申込み

ワーク3 


学校に立つ家族療法:SCと保健室が連携して発達障害や不登校の子どもと家族を元気にする


田村毅(田村研究室)、村上雅彦(広島ファミリールーム)、岩崎和子(前橋市立天川小学校)

 

 

田村毅氏は学校教員や養護教員を対象にしたスーパーヴィジョンを行っており、学校現場におけるシステム論的な介入に長けたファミリーセラピストである。村上雅彦氏は広島で家族臨床や研修をおこなっている家族療法家であり、学会の教育研修委員長として、教育と普及に努めてきた。岩崎和子氏は養護教諭におけるスーパーヴィジョンの有効性に関する論文で博士号をとった養護教諭であり、今でも現場で子ども達に日々接している。学校は医療、地域、家族との関係性いう外部システムとの問題と同時に、教員と管理者との関係、教員とSC、そして養護教諭との関係といった内部システムの問題も抱えている。学校現場に役立つ理論や技法を事例を紹介しながら話し合う。

 

申込み

ワーク4


 

バイオサイコソーシャルアプローチーライフサイクルとチーム医療ー


渡辺俊之(渡辺医院)、上別府圭子(東京大学)、児島達美(KPCL)


 
バイオサイコソーシャルモデルは、ジョージ・エンゲルが提唱し、サイエンスに掲載され着目された認識モデルである。このモデルを活用するのがバイオサイコソーシャルアプローチである。しばしば、身体・心理・社会的側面を料理の材料のように分離してチェックする方法と間違われたり、全人的医療という名前に収斂されたりもするが、重要なことは、身体・心理・社会的側面の相互作用に力点をおくことである。であるならば、これは1人の支援者ではできないことは明確である。こうして発展したのがメディカルファミリーセラピーであり、その方法論は協働的ケアである。治療システムが上手に展開すれば患者の状態は良くなることは臨床家なら周知であろう。医師、看護師、臨床心理士という3つの材料が美味しい料理になることを願っている。
 
申込み

ワーク5


児童虐待が子ども・若者の心に与える影響とどう取り組むか

アタッチメントの理解を通じて考える

 


森野百合子、北島歩美、岡本吉生、大塚斉、大瀧玲子
 
子どもや若者のメンタルヘルスの現場では、過去の虐待が本人のメンタルヘルスに影響を与えていると考えられるケースを経験する事もまれではない。このようなケースでは、アタッチメント理論やアタッチメント障害の正しい理解とともに、単に虐待をする親の問題として片付けるのでなく、システム論的、家族療法的視点を持つことが問題解決に際して大いに有用である。当日はアタッチメント理論の基礎とアタッチメント障害についての講義に続いて、模擬症例を用いて家族ロールプレイを行う。これらを通して、虐待の心理的メカニズムについての理解を深め、子どもや若者、そして家族に対して、どのように支援・治療していくかについて考えたい。
 
申込み

ワーク6 


ナラティヴ最前線ーグラフィック・メディスン入門

 
 
 


小森康永、安達映子、団士郎


 
  小森康永氏は日本にナラティヴセラピーを紹介し、その後、ナラティブメディスンなど医療における実践に、その理論を活用している第一人者である。これまでも、パラレルチャートやディグニティセラピーなど、医療現場における「物語性」の復権に専心している精神科医として知られている。
 今回のワークショップは、マンガというナラティヴに注目し、これを読み、描き、共有することでナラティヴ・アプローチの今にふれてもらうおうという意図にもとづいている。グラフィック・メディスンとはなっているものの、臨床心理、ソーシャルワーク、教育など、あらゆる対人支援職にとってこのプログラムが大きな価値と可能性をもっていることを体験的に学んでいただける1日になるであろう。
 
申込み

ワーク7


家族療法の基本とスピリチュアルな方法の導入 


東 豊


 
 東豊氏はジョイニングの天才である(大会長文責)。東氏は対話を通して関係性がポジティブに変化していくスキルに長けている(P循環療法)。最もファンが多い家族療法家と言っても過言ではないであろう。
 講師はシステム論や社会構成主義を基づいた「家族」や「問題」の理解の仕方や基本的な援助技術についてなるべく簡易に講義する。次に東氏が近年大変好んで用いる「スピリチュアルな方法」について事例も交えながら詳細に紹介する。①P循環療法(演者命名)②先祖供養、③スピリチュアル家族システム査定法(演者命名)。これらを含んだ変化が家族に生じ、「問題持続システム」の文脈変化が生じ解決へと向かう。
 斬新で新しい東氏独自のセラピーが関東で聞ける機会はほとんどない。これを逃すわけにはいかない。
※参加希望の方はご自分の家族全員の正しい生年月日(西暦)を持参してください。また、可能であれば、担当しているクライエントさんとその家族全員の正しい生年月日を持参してください。
申込み